佐賀の男性が綴る 子育て等の備忘Log 🐣

【自閉スペクトラム症】【軽度知的能力障害】の子育てを中心に綴った備忘録です。

【自閉スペクトラム症】4歳になった息子の発育状況

先日、自閉スペクトラム症・軽度知的能力障害の息子が4歳になりました。4歳になった機会に現在の息子の発育状況をまとめたいと思います。

 

 

発達検査表によるチェック

遠城寺式乳幼児分析的発達検査表より3~4歳の項目を抜粋し、息子についてチェックした結果を以下に示します。各項目の左側に○・×・-(わからない)で評価しています。

表.遠城寺式乳幼児分析的発達検査表(抜粋)
3歳 0ヶ月 片足で2~3秒立つ ハサミで紙を切る 上着を自分で脱ぐ ままごとの役を演じる 二語文の復唱 赤、青、黄、緑がわかる
3歳 4ヶ月 でんぐり返しをする × ボタンをはめる × 顔を一人で洗う 許可を求める 同年齢の子と会話ができる 高い、低いがわかる
3歳 8ヶ月 幅跳び 十字を描く × 鼻をかむ 友達と順番に物を使う × 文章の復唱(3語程度) 数の概念がわかる
(3まで)
4歳 0ヶ月 × 片足で数歩跳ぶ 紙を直線に沿って切る 入浴時ある程度、
自分で身体を洗う
× 親に断って遊びに行く × 両親の姓名、住所を言う 用途による物の指示
4歳 4ヶ月 × ブランコに立ち乗りしてこぐ はずむボールをつかむ × 信号を見て正しく道を渡る × ジャンケンで勝負を決める 四数詞の復唱 数の概念がわかる
(5まで)
4歳 8ヶ月 × スキップができる × 紙飛行機を自分で折る 一人で着衣ができる × 砂場で協力して1つ山を作る × 文章の復唱(4語程度) × 左右がわかる

※ 参照本:「AD/HD,LD,高機能自閉症 軽度発達障害の臨床」

 

最近できるようになったこと

  • 紙を丸く切る
  • 気づかい
  • 友達の話しをする

 

紙を丸く切る

以前は、紙をハサミで丸く切り出すことができませんでした。最近になってハサミを固定し紙を回すことで、いびつな丸を切り出すことができるようになりました。

気づかい

息子とブロックを組んで遊んでいた時のことです。私はとりあえず組み上げたブロックを傍に置いていました。息子が私にたずねました。

「せっかく・・・・けど、いい?」

「せっかく組み立てたブロックだけど使っていい?」

と息子の気持ちを汲み取りました。

「いいよ」

と答えました。その後も私の組み上げたブロックを使う度にたずねてきました。一緒にブロックを組みながら、思いを汲み取りながら遊びの中での成長を感じました。まだ語彙は貧弱ですが、間を置きながら、考えながら、伝えたいという気持ちを載せたゆっくりとした発言は、私に不思議と頼もしさを感じさせました。

友達の話しをする

息子が友達の話しをするようになりました。

「○○くん、ママ・・・来たよ。おうち帰ったよ」

という程度ですが、最近になって友達の話しをするようになりました。自閉スペクトラム症の息子にとって、コミュニケーションは難しいです。そんな息子が友達を認識し始めているのは嬉しかったです。

 

できなくなったこと

  • バリカンによる髪切り

 

バリカンによる髪切り

以前はバリカンで髪を切っていましたが、ある日からバリカンを拒絶するようになりました。ハサミで切るのは何とか許諾してくれています。バリカンを使おうとしたら「痛いからダメ!」と言われたので、自閉スペクトラム症の感覚過敏もあると思いますが、私のテクニックにも問題はありそうです・・・

自閉スペクトラム症の感覚過敏は、何度か刺激を受けることで過敏反応を示すことがあるとのことです。

 

息子の作品

息子は、私に似てモノづくりが好きなようです。消防車のおもちゃがあるのに消防車を牛乳パックから作りたがったり、飛行機のおもちゃはあるのに作りたがります。

写真1は息子による【絵画】です。何を描いているかはわかりません。絵を描くのは好きなようです。色塗りはできません。

写真1.絵

写真2は息子による工作物です。写真2(左)は【恐竜】です。保育施設で短冊状に切られた色紙を貼り合わせて作りました。写真2(右)は【はしご消防車】です。牛乳パックに切った短冊状に切られた牛乳パックが貼られています。

写真2.工作物

写真3は息子による【なぞり書き】です。保育施設では、年少から箸を使うようになっています。エジソン箸は使わないとのことです。そこで息子に箸の扱いの練習を兼ねて、鉛筆の持ち方から学んでもらおうと始めたのが ”なぞり書き” です。なぞり書きは後々の文字や数字の学習にも使えると思い始めました。最近は迷路がマイブームなので、迷路をしています。

写真3.なぞり書き

 

後日談

先日、息子はハサミでケガをしました。私自身、ケガをした経験は数えきれません。ケガをして学んだこともあります。しかし息子にはケガをせずに技術や知識を習得してほしいのですが、やはり過保護的な考え方なのでしょう。

最近、ブログに時間を割くことが難しくなっています。書きたいことは下書きとともに山積みとなっています。メモ書き・箇条書き程度でも少しずつ書き出していきたいと思います。