佐賀の男性が綴る 子育て等の備忘Log 🐣

【自閉スペクトラム症】【軽度知的能力障害】の子育てを中心に綴った備忘録です。

【自閉スペクトラム症】5歳息子の面談で保育施設と情報共有

保育施設での運動会が近くなった頃、担任より面談のお願いがありました。私と妻、担任の3人で面談を行いました。面談の内容についてまとめます。

 

 

面談について

担任から面談のお願いがありました。定期的なものではなく、急遽お願いされたもので私たちとしても情報を共有したかったので幸いでした。以下の内容について話し合いました。

  • 運動会の対応
  • 食事についての現状報告
  • トイレトレーニングへの対応

 

運動会について

今年度の息子が参加する運動会の種目は以下のとおりです。練習の様子についての報告や当日までの対応のお願いがありました。運動会の種目については以下のとおりです。

踊り ⇒ かけっこ ⇒ 踊り ⇒ 玉入れ(保護者参加)

 

練習の様子

10月上旬から始まった練習に全く参加しようとしなかったとのことです。ところが、面談当日の全体練習で玉入れとかけっこに参加したというのです。

イスを持って外に出て、イヤーマフを装備。踊りの時にはすべり台に上って見学。担任は提案してみたとのことです。

「玉入れ と かけっこ どっちか してみよう!」

息子は玉入れを選んだそうです。その後のかけっこ。別の職員にじりじりとにじり寄っていったそうです。職員は察して息子と手をつなぎながら、息子は目を隠しながらスタート位置についたそうです。スタートしてカーブに差し掛かったころ、緊張の糸はほつれ、つないでいた手はほどけ、気持ちはほぐれていったとのことです。1位になった息子は、帰宅しても興奮冷めやらぬ状態でした。

担任から

「いっぱい褒めてあげてください。」

喜んで言われたことが嬉しかったです。

ちなみに別の日には息子から

「2位だった・・・」

とボソッと報告がありました。嬉しかったです。

写真1.かけっこ練習の様子

 

前日の対応

療育のため保育施設は欠席の予定でしたが、帰りの会まで出席することとしました。帰りの会までに運動会の話をするとのことで、意識付けのため帰りの会まで出席することとしました。

写真2.全体練習の様子

 

当日の対応

面談により以下の対応が決まりました。

  • お気に入りの工作物を携えて登園してもらう
  • 職員から声掛けがあった場合は、息子の補助をする
  • 玉入れは保護者参加型なので一緒に行う。
  • かけっこは本人に合わせて臨機応変に対応する

 

給食について

息子は担任と白飯は食べるようにすると約束しているそうです。息子はその約束を守るよう頑張っているようです。その甲斐あって食に興味を持ち始めているようです。「今日のごはん何?」と尋ねることもあるとのことです。ただ偏食であるのは変わらずです。それでも少しずつ食べられるのも増えてきているとのことです。

 

給食で食べられたもの

麺類:ラーメン・うどん・スパゲティ

1~2本程度食べる。

果物:りんご・みかん・梨・キウイ

細かく刻まなくても食べることがあった。キウイは種の部分を除いて食べることがある。

肉:ハンバーグ・ミートボール・ビビンバのそぼろ・唐揚げ

ハンバーグは4等分している。唐揚げは衣をはがして中身だけ食べている。

魚:鮭・鰆

パン:食パン

クラスト(耳)をのこして、クラム(白い部分)を食べている。

 

給食で息子が食べられるものは増えました。環境を変えたり、選択式にしてお願いしてみたり、保育士や職員による努力と工夫の賜物です。

それでも息子は以前食べられたものが食べられなくなることがあります。自閉スペクトラム症ASD)の偏食への対応の難しさがあります。

 

トイレトレーニングについて

トイレトレーニングについては現在、生涯学習講座 26.ペアレント・トレーニング に参加しながら取り組んでいます。講座やトイレトレーニングの詳細については今後まとめる予定です。

 

現状

保育施設では自らオムツを替えられるようになったとのことでした。またオムツに排便した際、先生に言えるようになったとのことでした。

 

運動会後の対応

面談により以下の対応をすることとなりました。

  • パンツで登園を試みる
  • 登園時に排泄を試みる
  • オムツは息子に持ってきていることがわからないよう担任に渡す

 

所感

息子は保育施設では食事を頑張り、家ではトイレを頑張る。と決めているようです。息子が保育施設で頑張れているのも、保育士や職員のおかげです。息子には現在、選択式のお願いや約束を心掛けているとのことです。子どもに応じて成長のためにできることを考え、試行錯誤していただいている保育士や職員には、改めて保育のプロだと感服させられます。