私は自閉スペクトラム症(autism spectrum discorders:ASD)の息子と参加した療育を中心に学習したことをまとめています。
以前、"マスク着用" から ”触覚の感覚過剰反応” についてまとめました。
今回はASDの特徴としてあてはまる息子の行動から、大まかにまとめます。
感覚の特徴
ASDの感覚の特徴として以下があります。
- 過剰反応
- 低反応(鈍麻)
- 探究
▢ 過剰反応
特定の刺激に対して苦痛を感じ、過度の反応(驚愕反応)を引き起こします。
▢ 低反応(鈍麻)
通常は反応を示すような感覚刺激に対して、鈍感もしくは無反応になります。
▢ 探究
特定の感覚を強く望んだり、没頭します。
そして、それらの反応は ”聴覚”・”視覚”・”嗅覚”・”触覚”・”味覚” に分けられます。息子の行動で当てはまる行動を以下にまとめます。
ASDの特徴である ”息子の行動”
▢ 感覚過剰反応
・特定の音に驚愕する
・薬の塗布を嫌がる
・椅子にしっかり座るのが苦手(下画像 参照)
・食べ物の好き嫌いが激しい
・食事中の手の付着物を頻繁に気にする
▢ 感覚低反応
・何かに取り組んでいる最中は、話しかけても無反応
・熱いストーブの前に立ち続ける
・指先などの創傷の痛みに鈍麻
・排便したおむつの着用に鈍麻
▢ 感覚探究
・壁を何度も蹴って、音や感触を楽しむ
・食べ物でないものを繰り返し口に入れる
・水遊びを止められない
ASDの感覚特徴による反応は、他にも、激しい痛みを求める”感覚探究” や 注射をされても反応がない "感覚低反応" があるそうです。また私もASDの特徴があり、幼児期には ”衣服のタグを嫌がる” などがありました。今でも "他者の顔を覚えられない" や "注視しながら話を聞けない" 、 "爪を噛む" などがあります。
支援について
これらの特徴はたぐいまれな才能を発揮することがあるため、非定型的な特徴だからと全てを抑え込むということは必要はない、ということです。しかしながら、ASDはコミュニケーション障害などのライフステージにおいて様々な支障をきたすため、発達早期から支援することが大切であるとのことでした。支援としては、以下の2点が基本となるそうです。
・周りへの理解を促す
・対処できるようにする
また、日常生活に支障をきたす場合は薬物療法を行うこともあるそうです。
最後に
ASDについて勉強すればするほど難しさを感じます。また、”普通” の難しさも知らされます。今後は、ASDの特徴を咀嚼してまとめていきます。
私は専門家ではありませんが、このブログによりASDの参考や知るきっかけになっていただければと高望みをしております。