妻の提案により、スイミングスクール『夏の体験教室』に参加することとしました。キッカケは息子が保育施設で配布されているスイミングスクールのチラシを見て、ゴーグル姿がカッコいいと興味を持ったことです。
【自閉スペクトラム症】【軽度能力知的障害】の息子がグループレッスンに参加することが出来るのか、指示に従えるのか、そもそもその場に留まることはできるのか、不安は尽きませんでした。しかし、チャレンジを妨げる理由はありません。
今回は、スイミングスクールの体験会受講と入会についてまとめます。
夏の体験教室
日時:2024年8月3日(土)12:00~13:00・4日(日)10:00~11:00
対象年齢:3歳6カ月~未就学児
持ち物:水着・キャップ・タオル・水分補給用飲料・(ゴーグル)
1日目
- 体操
- シャワー
- 身体に水をつける
- プールのステップに座ってバタ足
- プールに入り、プールフロア(水深調整台)上を歩く
- 水中で息を吐く練習
- 一部プールフロアを外し、深い箇所(水深90cm)を歩く
- プールフロアを重ねてその上に立ち、水中へジャンプ
- プールフロアを斜めにして滑り台のようにして滑る
様子
以前別のスイミングスクールの体験会に参加したおかげなのか、自信ありげでした。それでも水が顔にかかるのは嫌がっていました。
指示に従わないことがありました。プール中での歩行時に深い箇所を避け浅い箇所だけを歩く、列に割り込むようなことがありました。
2日目
- 体操
- シャワー
- プールのステップに座ってバタ足
- アームヘルパー(腕浮き輪)をつける
- ロングビート板に4人乗ってバタ足の練習
- 水上で仰向けになって先生が1m程度引っ張る
- プールフロアを重ねその上に立ち、水中へジャンプ
- プールのステップに座ってバタ足
- おもちゃで遊ぶ
様子
体験教室の前息子には、先生の指示に従って順番は守ってね、と言っていました。その甲斐あってか、息子は前日より指示に従い、順番を守ろうとしているように感じました。
シャワーは、山なりにしたロングビート板をくぐりつつ浴ていました。
バタ足の練習では、アームヘルパーを足元へ浮かせアームヘルパーを遠くへ流すようにバタ足をさせていました。教え方のバリエーションに驚かされました。
息子は時々こちらを伺いつつ、今できたよ!と目でアピールしていました。
スイミングスクール入会の判断
息子は先生の指示にある程度従うことが出来きていて、レッスンに前向きであったため入会することを決めました。
さらに私たちは体験会を通して、以下について夫婦で相談していました。
目的・目標
妻が体験会に参加している子の親から聞いた話しです。その子どもはプールを楽しむことを目的としているスイミングスクールに通っているそうです。スイミングスクールに通っているから水泳の授業で活躍できると考えていたそうです。しかしその授業でスイミングスクールに通いながら泳げない自分にショックを受けたというのです。そのためスイミング技術をしっかりと教えてくれるスクールへの転校を検討しているとのことでした。
通う目的をしっかりと定めることが大事だと感じました。
私たちは水泳の技術や知識をしっかりと教えてくれるスクールを選ぶこととしました。
レッスン内容
レッスンにおいて反復をメインとしているスクールがありました。体験教室で水中を30分以上歩くという内容でした。息子は途中で飽きてしまい、「もう終わっていい?」と聞いていたそうです。
私たちはレッスン内容に多くのバリエーションのあるスイミングスクールを選択しました。息子にとってはその内容が合っていると感じたからです。
付き添い
レッスン中は妻が付き添うこととなりました。理由は、以下の不安があるということと息子にとってママが見守るということが強化子になるからです。
※強化子・・・レッスンを頑張るとママが応援や褒めてくれるという息子にとっての良い出来事
- 着替え
- 排泄
服を脱ぐことや準備された服を着ることはできます。しかし脱いだ服の直し方や濡れた水着やタオルの片づけ方に不安を覚えていました。また、レッスン前に排泄を促す、レッスン中の排泄を補助する必要があると考えました。その点からしばらくは妻が付き添うこととなりました。
所感
自閉スペクトラム症・軽度能力知的障害の息子がグループレッスンを受講できるのか不安でした。プールでは指示に従わないことが命の危険につながります。しかしながら最近の保育施設の様子として、体育や英語のレッスン中はしっかりと参加できていて、帰りの会では自分の意見を述べることが出来るようになった、と報告を受けていました。そのことからチャレンジしてみようと考えました。
入会しても息子の様子を注視していきたいと思います。