先日、息子のおたのしみ会に参加しました。おたのしみ会における息子の様子を出し物内容と合わせてまとめます。
「おたのしみ会」について
出し物の内容
各クラスで出し物の内容は違っていました。息子のクラスの出し物は以下の内容でした。
入場 ⇒ 座って待機 ⇒ 順番にステージへ上がり準備 ⇒ 自分の作品をお披露目
運動会を思い起こすと息子にとっては全てが難題でした。
前日までの様子
運動会の時には常に息子に付き添うようお願いされていましたが、今回は保育施設からの”お願い”はありませんでした。
しかし、前日のリハーサル時にトラブルがあったと報告がありました。自分の作品をお披露目する際に息子は担任から「披露する作品は何ですか?」と質問されたそうです。応答に時間がかかっていると周りから「恐竜!」とサポートされたそうです。息子はズボンとオムツを脱ぎ、下半身丸出しとなったそうです。
当日
会場に着く前から息子は、おたのしみ会が行われることを理解しているようでした。保育施設に着いて息子は私たちと別れ、教室で準備することとなりました。私たちは別室で待機となりました。時間になると会場(ホール)へ案内されました。
息子は先生に手を引かれながら入場し、席に着きました。子ども達が順番に音楽に合わせながらステージに上がり、作品をお披露目していきました。息子は順番になると音楽が始まるのを待ちきれない様子でした。音楽が始まるとステージに上がり一度隠れ、お披露目の準備を始めました。お披露目のタイミングになってもなかなか姿を現さず、先生に手を引かれながら現れました。そして息子はインタビューを受けました。
先生:「何をお披露目してくれますか?」
息子:「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・ゴジラ!」
自閉スペクトラム症の特徴の発現について
前日のトラブル
リハーサル時の作品をお披露目する際の問いかけに答えられず、周囲から「恐竜!」と言われてズボンとオムツを脱ぎました。
原因・対応
自閉スペクトラム症の特性として、対人関係の難しさとこだわりの強さがあります。今回のトラブルで考えれば、会話や質問に答えるのに戸惑っているとこだわった作品「ゴジラ」を「恐竜」と言われて苛立ったということです。
対応として前日、私は息子に何度か尋ねました。
私:「お楽しみ会では何を見せてくれるの?」
息子:「ゴジラ!」
私は事前に担任の先生と情報を共有しました。
当日
入場し座って待機している息子は観客の方を向いて小声で何度も言っていました。
「まぶしいよぉー まぶしいよぉー」
原因・対応
感覚過敏の視覚過敏によるもので、カメラのフラッシュに反応していたようです。小声で言う程度で席から立ったりすることもなかったので対応はしませんでした。
所感
イベントで毎回思うのは先生方の手際の良さです。プロであることを感じさせられます。待機室で待機している間も丁寧に連絡してくれました。
先生:「今、○○組が開始したのでしばらくお待ちください。」
先生:「10分程度遅れています。申し訳ございません。」
先生同士でサインを送り合いがら状況を連絡しあっていました。また、「おたのしみ会」中のマスク着用について保護者に確認している様子も見られました。
今回のお楽しみ会で息子の成長を感じることが出来ました。運動会では待機することも難しく、私は終始傍に付いていました。今回は先生に手を引かれながらも、お披露目まですることができました。家庭外で少しずつ頼もしくなっていく息子を見られるのは嬉しいです。