2021年(3歳)息子は、初めての知能検査(新版K式発達検査)により軽度知的能力障害と診断されました。
2024年(5歳)2回目の知能検査(WISC-Ⅳ・新版K式発達検査)においても、軽度知的能力障害の診断は変わりませんでした。
今回、受けた知能検査(WISC-Ⅴ)で、息子の全体的な知的能力は平均水準と判断され、軽度知的能力障害は認められないという結果でした。
以下にその検査結果についてまとめます。
精神発達検査結果(WISC-Ⅴ)
前回との比較
前回(2024年5歳)受けたWISC-Ⅳと今回受けたWISC-Ⅴの結果を表1にまとめます。

検査時の様子(検査結果報告書より)
視覚情報や作業が必要な項目では席について解答することができていました。一方で聴覚情報だけの項目になると、時には離席し部屋をの中をうろうろしながら答える様子が見られました。検査時間全体で60分程度でしたが、最後まで取り組むことができていました。
医師の所見(検査結果報告書より抜粋)
全体的な知的能力は平均水準であることが認められます。認知プロセスにおいて得手不得手があることが示唆されました。記憶する力と言葉を理解する・説明することが苦手なようでした。特に記憶に関しては、本児なりに集中して記憶することに相当な労力を使っている可能性が考えられます。そのため、口頭指示や会話だけのやりとりだと、コミュニケーションの齟齬が生じる可能性が推察されます。
支援について(検査結果報告書より抜粋)
視覚情報が優位であり、考える力が高いため、視覚情報を用いた支援(絵や動画など)が必要と考えられます。
言葉だけの指示をする際は、短く1つだけの指示を行うなどの工夫があると本人も遂行しやすいと考えられます。
全検査IQ上昇の理由(私の考察)
前回の知能検査においては、自閉スペクトラム症の特徴発現により正確に検査を実施することができなかったと考えています。また言語理解の低い息子にとって、前回の検査は質問の意図がわからない、答えを表現・説明する力が乏しかったと思われます。
今回は、成長(教育)にによる語彙や知識の習得のおかげで、検査をしっかりと受けることが出来たと考えています。
前回の検査時の様子(抜粋)
課題では当初は適切に取り組むが、途中から遊びはじめ適切に応じない様子が多くみられた。検査者の反応を得るために故意に不適切な反応をしていたようにも感じられた。
課題のルールを理解するのが難しく、繰り返しの説明を受けてもやり方を確実に理解できていない様子が散見された。
療育手帳取得の再判定は不要と判断
療育手帳の再判定月が近づいています。しかし、医師の意見と今回の検査結果から再判定は不要と判断しました。
医師の意見
佐賀県総合福祉センターで行われるであろう田中ビネー知能検査は、WISC-Vより高い数値が出る傾向がある。また全検査IQが10程度のブレは考えられても、30以上のブレは考えられない。
所感
息子の検査結果は、指標間の差が40以上と大きく、医師の助言に基づく支援が必要だと考えています。現在は、精神障害者保健福祉手帳の取得について、妻が尽力してくれています。私に似た特徴を持つ息子ですが、私の子ども時代にはなかった支援が今はあります。それらが本当に必要なのかどうか、私たちは日々学びながら、慎重に判断する必要があると感じています。
蛇足
私は歩きながら考えると、思考力や想像力が高まる気がします。息子がそれを検査中に実践していたかと思うと、なんだか面白く感じました。