私は自閉スペクトラム症について知りたい時、論文を読むことがあります。ネットで読んだり、図書館で読んだりします。そこで気づきました。 ”自閉スペクトラム症の児童をもつ母親のストレス” についての論文はあっても、 ”父親” の論文はないのです。( ”家族” と書かれた論文はありました。)
今回は、現状における自閉スペクトラム症の息子に関する母親のストレスについて私なりに考え、まとめます。
論文に書かれるストレスについて
ストレス例
子どもの特徴に関するストレス
- 私の子どもは、他の子と比べて・・・
- 私の子どもは、元気すぎて私が疲れ・・・
- 私の子どもは、いつもつきまとって離れない
etc…
親自身に関するストレス
- 子どもを産んでから、夫は期待した支援をしてくれない
- 子どもを産んでから、やりたいことがほとんどできない
- 子どもの将来について希望が持てない
etc…
論文では、 上記のような質問項目を用いてアンケートで調査、分析を行っています。
ストレスへの対応例
- 多くの支援事業(サービス)を準備する
- 支援事業の活用を促す
私が考える別のストレス
それは多くの支援事業を受けるための手続きの難儀さです。私は支援事業について非常に感謝しております。息子もその恩恵をしっかりと受けております。
障害児(息子)に関する支援事業の手続き
特別支援学級への入級手続き
- 年長児保護者への見学・説明会(4月下旬~6月上旬)
- 就学に向けた個別面談(6月)
- 佐賀市教育支援委員会での意見書発行のための書類準備・手続き
(検査結果や診断書、1年以内に実施した知能検査報告書など) - 入学式前日の下見・顔合わせ
障害児通所支援事業所(放課後等デイサービス・児童発達支援等)の利用手続き
- 市役所にて説明を受ける
- 障害児通所支援事業所の見学・説明を受ける
- 希望する支援事業所を選択
- 市役所にて面談調査、申請書類の提出
- 相談支援事業所(計画相談員)へ連絡
- 計画相談員と相談しながら、サービス等利用計画案を作成
- 市役所へ計画案等を提出
- 事業所との契約
※ 私たちの場合
その他
特別支援学級の先生との日々のやり取り(連絡帳)
我が家における対応
妻が専業主婦となりました。上記における手続きの主動的な役割を果たしました。私たちは仕事と家庭で役割分業することとしました。私たちにとっては共働き(仕事と家庭のそれぞれを平等に分業すること)は不向きでした。
我が家における育児負担の偏り
母親(妻)の負担
専業主婦となった妻のおかげで、放課後等デイサービス・特別支援学級・スイミング教室・英語教室に通える体制を整えることが出来ました。そして現在、それらの送迎や都度の書類を対応しているのも妻です。そのため妻への育児負担は大きく、体調を崩すことがあります。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 水泳教室 | 英語教室 | スイミング教室 | 放課後等デイサービス | 放課後等デイサービス |
父親(私)がしているサポート
まず、育児への ”サポート” とか ”手伝い” という恥知らずな表現を使うことご容赦ください。
私は可能な限り、以下を心掛けています。
- 金銭面で心配・不安をかけない
- 妻の自由な時間を設ける努力をする
- 家事・育児を行う
- 有給休暇を取得し、家事・育児を行う
ただ、私が行っているのは所詮サポートであると考えています。育児の主動が妻であることは間違いありません。私はいまだに息子がどんなことを考えながら、どんな表情で登下校しているのか知りません。英語教室でも、スイミング教室でも、放課後等デイサービスでも同じです。


最後に
就学期の障害児において、定型発達児の家庭では行わない複雑な手続きが必要となります。私はこのような手続きも、障害児育児のストレス要因ではないかと考えました。
我が家においても、母親の育児ストレスは大きくなっています。私は、仕事のストレスを抱えています。”家族” の先行き不透明です。だからこそ、”家族” が心の支えになったり、助け合ったり、安心できる、楽しい存在になったらいいなぁと思っています。