6月16日から、息子は特別支援学級で受けていた国語と算数を、通常学級で受けることになりました。
わが家にとって、大きな挑戦への一歩が始まった1学期でした。
最初は期待よりも不安のほうが大きかったかもしれません。それでも、息子が新しい環境の中で少しずつ前に進もうとしている姿を見ながら、親としても一緒に歩んだ数か月だったように感じています。
通常学級での様子
息子から聞いたクラスの話
息子は、通常学級での様子についていろいろ話してくれました。
算数では、特別支援学級のほうが進みが早かったらしく、
「そこ終わっているけど、どうしたらいいですか?」
と先生に尋ねたそうです。すると、
「読書をしていて」
と言われたとのこと。
また、テストの受け方も違いがあったそうです。
特別支援学級では終わったら先生に提出して探し絵をしていたそうですが、通常学級では一旦テストを引き出しにしまって読書をするのだそうです。
小さなことかもしれませんが、息子にとっては大きな変化だったと思います。新しいルールに戸惑いながらも、自分なりに対応しようとしている姿に成長を感じました。
通常学級の先生から聞いた様子
先生からは、授業中の様子を教えていただきました。
グループワークでは、一度にたくさんの友達の意見を聞く場面で少し戸惑うことがあるそうです。それでも、「授業についていけていない印象はありません」と聞きました。
7月1日 プールでのトラブル
7月1日、息子からプールの授業での出来事を聞きました。
体操中に複数の同級生から何度も声をかけられ、感情を抑えきれず帽子やゴーグルをプールに投げてしまったとのことでした。
その後、特別支援学級で注意を受けたそうですが、息子は「自分だけが悪いと言われた」と感じ、「もう学校に行きたくない」と話していました。
もちろん、物を投げる行動はよくないことなので、家庭でもしっかり話をしました。そして、私たちは学校へ息子の様子を伝え、状況について確認をお願いしました。
後日、担任の先生から説明がありました。実際には、水泳パンツが下がりそうになっていたため、周囲の子どもたちが「上げたほうがいいよ」と声をかけていたとのことでした。嫌がらせのつもりではなかったものの、息子には一斉に声をかけられたことが刺激となり、パニックにつながったようでした。
この出来事を通して、私は息子が多人数でのコミュニケーションを学ぶ機会を得たとも感じています。
苦手な「大勢の中の雰囲気」を少しずつ経験しながら、どう受け止め、どう対応していくかを学んでいってほしいと思いました。
学習面について考えたこと
特別支援学級の先生からのアドバイス
特別支援学級の先生からは、
- 読み書きなど言語分野に苦手さが見られること
- 塾による学習支援を検討してもよいのではないか
というアドバイスをいただきました。
妻の考え
妻は、発達外来で受けた学習障害スクリーニング検査の結果、カタカナや読みの力に凸凹があることがわかり、「早めに学習支援を始めたほうがよい」と考えていました。
私の考え
私は、
- まずは通常学級の環境に慣れることを優先する
- 苦手分野は家庭学習で補う
- 必要になったら発達外来へ相談する
という考えでした。
妻と私の違い
妻は「必要だと思ったらすぐ行動するタイプ」です。実際、その行動力で得られた機会もたくさんあります。
私はどちらかというと、「少し様子を見てから、よりよい方法を考えるタイプ」です。
考え方は違っても、どちらも息子ことを大切に思っている点は同じです。
息子の変化
通常学級に移ってすぐは疲れが大きく、習い事を休んだ日もありました。
最近は、
- 佐賀弁が混ざるようになった
- 少し乱暴な言葉を使うことがある
など、話し方にも変化が見られます。
最初は驚きましたが、それだけ同級生との関わりが増えているということでもあるのだろうと感じています。
昼休みも以前より友達と遊ぶことが増えたようで、その点はとても嬉しく思っています。
退級の決断
特別支援学級の先生から退級について説明を受けました。
- 一度退級すると、再び特別支援学級へ戻るには多くの手続きが必要であること
- 今後のトラブル対応は通常学級の担任が中心になること
など、大切な話を聞きました。
そして先生から、
「特別支援学級を退級しますか?」
と尋ねられました。
私たちは、
「はい」
と答えました。
学習支援という点だけを考えれば、特別支援学級のほうが手厚いと思います。
それでも、息子には同年代の大勢の子どもたちの中で過ごし、人と関わる経験が必要だと感じました。
学習面は家庭でも支えることができます。しかし、同年代の子どもたちと日常的に関わる環境は、家族3人だけではなかなか作れません。
不安がないわけではありません。
けれど、息子が少しずつ世界を広げていく姿を信じて、わが家は通常学級で歩んでいくことを選びました。
これからも迷いながら、悩みながら、一歩ずつ息子と一緒に進んでいきたいと思います。
今後について
今後も、特別支援学級の担任による書類作成、学校内での承認、教育委員会による承認など、さまざまな手続きが続くそうです。
その中で、特に印象に残った言葉があります。
「親御さんの意見が最優先されます。」
先生からそう伝えていただきました。
最終的に親として何を大切にしたいかを考えながら、息子にとってよりよい道を選んでいきたいと思っています。
1学期は、息子にとっても、私たち親にとっても「変化」と「挑戦」の連続でした。
できたこともあれば、うまくいかなかったこともあります。
それでも、息子が少しずつ自分の世界を広げていることを感じられた1学期だったと思います。
2学期もまた、新しい課題があると思いますが、焦らず、息子のペースを大切にしながら、一歩ずつ進んでいきたいと思います。





























